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最新記事一覧
相続放棄の申述を認めた例
◇2020年12月30日◇
これまでよりも相続放棄の申述を広く認めた判決が出ましたので紹介します。 東京高裁令和元年11月25日決定(判例時報2450,2451号)平成29年に被相続人が死亡しました。相続人は被相続人の姉の子でした。平成31年,被相続人が所有していた不動産の固定資産…
相続人廃除を認めた例
◇2020年10月20日◇
大阪高裁令和元年8月21決定 判例時報2443号 相続人の廃除民法には、被相続人を虐待した者を、被相続人自身が推定相続人から廃除することを家庭裁判所に請求できるという制度があります(892条、893条)。廃除は被相続人が生きているうちに自分ですることです…
将来備え1 任意後見契約
◇2020年9月12日◇
歳を重ねていくと自分の残りの人生の先が段々と見えてくるようになります。生きられるのはあと何年か?そのうち元気でいられるのはどのくらいか?他人事と思っていた寿命という避けられないものが自分の目の前に出てきます。いつ死ぬかは分かりませんが将来、認知症になるかも…
相続分譲渡と遺留分侵害
◇2020年6月30日◇
相続分の譲渡が問題になった事件を紹介します。 東京高裁平成29年7月6日判決(判例時報2370号) 事案 平成元年、父が死亡しました。相続人は母(父の妻)と子ども3人(X、A、Y)で、相続分は母が1/2、子どもらは各1/6でした。平成5年、母は…
遺言で全財産の遺贈を受けた人が、被相続人の養子から遺留分行使を受けたときに、
◇2020年5月28日◇
最高裁平成31年3月5日判決(判例時報2421号) 被相続人は甥Yと養子縁組しました。その後、被相続人は亡くなりましたが、遺言で全財産をXに包括遺贈していました。Xは被相続人からみると姪(養子となった甥の姉)の夫に当たる人物でした。YはXに対し、遺留分減…
