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最新記事一覧
平成30年,相続法の改正がありました
◇2018年12月31日◇
相続法について大きな改正がありました。 改正法が適用される時期はそれぞれ少しずつ違うのですが重要な改正ですのでその一部を紹介します。 配偶者居住権の新設 相続のとき,被相続人の配偶者に二種類の居住権が認められるようになりました。これは2020年7月…
遺言能力欠如により公正証書遺言が無効とされた例
◇2018年11月18日◇
遺言能力欠如により公正証書遺言が無効とされた東京地裁の事件の事案 東京地裁平成29年6月8日判決(判例時報2370) 認知症により遺言をする能力が無かったとして公正証書遺言が無効とされた事例を紹介します。公正証書遺言も絶対安全というわけではありませ…
秘密証書遺言が無効とされた事例
◇2018年6月30日◇
東京地裁平成29年4月25日判決(判例時報2354) 秘密証書遺言というあまり使われない遺言について,84歳の遺言者の遺言能力がなかったとして無効とされた判決を紹介します。 秘密証書遺言とは(民法970条) 秘密証書遺言を作るには, まず,遺言者が…
療養看護型の寄与分が認められた例
◇2018年3月31日◇
療養看護型の寄与分について判断された事例をいくつか紹介します。 療養看護型というのは,相続人が被相続人の療養看護を行い,被相続人が看護人に依頼する費用を払うことを免れ,その分相続財産が多く残った,だから寄与分を認めようということです。 寄与分事例集…
公正証書遺言の「口授」とは
◇2018年2月18日◇
事実関係を詳細に認定して「口授」を否定し公正証書遺言を無効とした判決があります。 東京高裁平成27年8月27日判決(判例時報2352号) この事件では,遺言者は,公正役場を3回訪問して公証人と話をしていました。しかし,裁判所は遺言者の健康状態や証言…
