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限定承認と相続放棄

◇2017年8月29日◇

相続というのはプラスの財産だけでなくマイナスの財産も引き継ぐので,相続人にはなったけれども遺産よりも借金が多い場合は,相続すると経済的にはかえって不利になります。そういうときに利用できる制度が2つあります。限定承認と相続放棄です。  限定承認(民法922…

相続の単純承認となる場合

◇2017年8月28日◇

単純承認となる場合  被相続人が亡くなったときは,次の事情があると相続を単純に承認したことになります(民法921条)。  1 相続人が相続財産の全部または一部を処分したとき(但し保存行為や短期賃貸借の場合は除きます)。  相続財産を勝手に処分して利益…

名古屋高裁金沢支部平成28年9月14日判決 事案  認知症の高齢者が養親となり他人(高齢者が土地を貸した飲食店の従業員で頻繁に訪れ頼まれ事をしたりしていた)と養子縁組をしたことに対して,高齢者の妹が養子縁組の無効を主張して裁判を起こしました。一審は養子…

公証人によって作成された公正証書遺言が,遺言者の能力が無かったとして無効とされた裁判があります。 東京地裁平成28年8月25日判決 この裁判では,公証人は(当然ですが)遺言者には遺言能力があったと供述しました。 しかし,遺言作成の約一カ月前に遺言者を…

遺産分割協議と相続税

◇2017年8月24日◇

相続税の控除額  遺産を相続したときには相続税が発生することがあります。平成29年8月時点では相続税における控除額は,基礎控除3,000万円+600万円×法定相続人の数となっています(国税庁のホームページより)。簡単に言うと,たとえば,法定相続人が3人の…

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公正証書遺言が無効とされた平成11年地裁判例

東京地裁平成11年11月26日判決 公正証書遺言は公証人が立ち会って被相続人の遺言意思を確認して作成しますからそれが無効になることは滅多にありません。そもそも遺言書を確実に残すためにわざわざ費用をかけて公正証書にしたのですからそう簡単には無効にな

自筆証書遺言が有効であることの立証責任

自筆証書遺言が有効であることの立証責任  令和2年10月8日東京地裁判決 公証人が作成した公正証書遺言でもその有効性が問題になり判決で無効とされることがあります。自筆証書遺言の場合は有効性が争われることがずっと多く、判決で無効になることもしばし

自筆証書遺言と公正証書遺言

よく利用される二つの遺言 自分が死んだ後に子供たちが遺産で争うのを防ぐために遺言は作っておいた方がいいです。 遺言には、自分で書く自筆証書遺言(968条)と公証役場で作ってもらう公正証書遺言(969条)があります。遺言には他にも,秘密証書遺言(

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