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最新記事一覧
相続法改正・遺留分
◇2020年1月26日◇
相続法が大幅に改正されました。ここでは改正された新しい遺留分制度を紹介します。遺留分に関する改正は2019年7月1日以降に発生した相続に適用されます。 遺留分とは 遺留分というのは誤解を恐れず分かりやすく言うと遺言の一部を無効にする権利です。兄弟…
高齢者の売買が意思能力欠如で無効に
◇2019年8月31日◇
東京地裁平成26年2月25日判決(判例時報2227号) 高齢者といえども不動産を売るなどの行為はすることができます。ただし、契約などの重要な行為をするためには「意思能力」が必要です。意思能力というのは、行為の結果(それによって自分の権利・義務が変動すると…
相続後にマンションを建てて占有していたが取得時効が認められなかった例
◇2019年7月30日◇
大阪高裁平成29年12月21日判決(判例時報2381号) 共同相続人の一人が遺産の土地上にマンションを建てて占有したので時効取得を主張したけれども認められなかった例。 事案 昭和37年に被相続人が亡くなり,相続人は妻と5人の子どもたちでした。問題の土…
遺留分権利者が占有する建物の明渡し請求
◇2019年6月29日◇
遺留分権利者が占有する建物を金銭を払って明渡請求する 東京高裁平成28年6月22日判決(判例時報2355号) 法律的な問題点 遺言によって建物を単独で所有することになった相続人が,その建物を占有する他の相続人に対し,裁判所が定める価額をもって弁…
自筆証書遺言の目録にパソコン使用できます
◇2019年4月28日◇
自筆証書遺言の目録はパソコンで作れるようになりました 自筆証書遺言は,その全文を自筆で書かなければならずワープロやパソコンを利用することができませんでした。そのため「全財産を〇〇に相続させる。」といった簡単な内容の遺言ならいいのですが,複数の不動産や預貯…
