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最新記事一覧
相続後にマンションを建てて占有していたが取得時効が認められなかった例
◇2019年7月30日◇
大阪高裁平成29年12月21日判決(判例時報2381号) 共同相続人の一人が遺産の土地上にマンションを建てて占有したので時効取得を主張したけれども認められなかった例。 事案 昭和37年に被相続人が亡くなり,相続人は妻と5人の子どもたちでした。問題の土…
遺留分権利者が占有する建物の明渡し請求
◇2019年6月29日◇
遺留分権利者が占有する建物を金銭を払って明渡請求する 東京高裁平成28年6月22日判決(判例時報2355号) 法律的な問題点 遺言によって建物を単独で所有することになった相続人が,その建物を占有する他の相続人に対し,裁判所が定める価額をもって弁…
自筆証書遺言の目録にパソコン使用できます
◇2019年4月28日◇
自筆証書遺言の目録はパソコンで作れるようになりました 自筆証書遺言は,その全文を自筆で書かなければならずワープロやパソコンを利用することができませんでした。そのため「全財産を〇〇に相続させる。」といった簡単な内容の遺言ならいいのですが,複数の不動産や預貯…
法定相続情報証明制度
◇2019年3月21日◇
法定相続情報証明制度ができました これまでは,遺言がない場合に,不動産の相続登記や銀行預金の相続手続をしようとすると,そのたびに,被相続人(亡くなった方)の子供のときからの戸籍謄本等を用意しなければなりませんでした。しかし,平成29年5月から,全国の法務…
平成30年,相続法の改正がありました
◇2018年12月31日◇
相続法について大きな改正がありました。 改正法が適用される時期はそれぞれ少しずつ違うのですが重要な改正ですのでその一部を紹介します。 配偶者居住権の新設 相続のとき,被相続人の配偶者に二種類の居住権が認められるようになりました。これは2020年7月…
