ベスパPX125EURO3

ベスパとハーレー

メインはハーレー スポーツスターですがサブのバイクはベスパです。ベスパは意外とハーレーと似ています。まず,ハーレーと同じように車体のほとんどが鉄製であること。鉄製のモノコックフレームです。プラスチックは古くなると汚くなる一方ですが,鉄は修理も可能ですし錆びが出てきても貫祿が違います。

設計が古いベスパ

ベスパのPXは昔のモデルをそのまま生産した様なものなのでとにかく古い設計のままです。これもハーレーと似ています。エンジンが後輪の右側にくっついているので,車体を垂直にすると右側に倒れます。バイクは普通左側から乗り降りするのでどうせ付けるなら左側に付ければいいのに右側に付いています。 その代わり右側のサイドカバーを外すとすぐにエンジンが出てくるので整備が楽です。左のサイドカバーにはスペアタイヤが入っています。昔のイタリアはきっとパンクが多かったのでしょう。スペアタイヤの付いているバイクなんて他には知りません。車載工具が超プアーでプラスマイナスの両端がついたドライバー一本とそれを差し込んで回すプラグレンチだけ,それがビニールの袋に入っていて・・・笑っちゃいます。これでプラグとタイヤの交換はできる様な気がしますが,この工具で作業するのは相当に大変なことになりそうです。

マニュアル ベスパ

ベスパPX125はマニュアル車です。クラッチが付いていて左手のグリップを回すハンドチェンジで,リアブレーキは右足で踏みます。こういう国産車にはない変わったメカは嬉しいですね。ただ,バイクを押すときに左手で左のグリップを握るのですが押した瞬間に2速に入ってしまい,そのブレーキ効果で立ちゴケしてしまいます。そこで押すときは必ずクラッチを握ることが必要になります。

なんといってもベスパの一番の魅力は古いデザイン,古いメカニズムにふさわしい古いデザインです。ローマの休日にも出てきましたが(同じモデルではないですが)いかにもイタリアのスクーターらしい古いデザイン,それに2ストロークエンジンのポコポコと軽い音が魅力です。3拍子と言われるハーレーの75度Vツインエンジンのドコドコ音は最高ですが,ベスパの2ストローク125ccの音も魅力です。構造がシンプルなので修理もしやすくできています。

ただ問題が一つ,ハーレーに乗るときのためにハーレーブランドの服,ハーレー ディビッドソンと大きく書かれたライディング ジャケットを持っていてとても使いやすいのですが,これを着てベスパに乗るのは・・・どうかという問題です。まあベスパに乗っているときは,「普段はハーレーに乗っているけど今日はベスパなんだな。」と理解されると思うのですが,コンビニやファミレスからハーレーのジャケットを着て出て行って駐車場でベスパに乗り込むのは・・・ここで笑いを取らなくてもいいように思いますのでやっぱりベスパに乗るときののジャケットはもっと軽い雰囲気のものに変えましょう。イタリア製ですから。

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